借金返済に問題が生じた時に親に話すべきかどうか

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今は昔より簡単に借金が出来る環境になりました。ちょっと借りるつもりだった方や、急にまとまったお金が必要になった方などその利用も様々だと思います。いろいろな理由で作ってしまった借金を親に話することは、とても勇気がいる事でしょう。関連>>借金相談 ... 弁護士法人アディーレ法律事務所

話をするべきかせざるべきかで悩んでいる方は、是非最後まで目を通してください。

借金は知られたくないものです

借金を負うのは、世代を問わず幅広い年齢層がいて様々です。学生から借金をしてしまう人もいれば、高齢者の方もいます。親や家族に借金の事を話せずに、借金が膨らんでしまい、結果債務整理をせざるを得なくなってしまうケースが少なくありません。

確かに、借金があることを親や家族に知られること自体、極力避けて通りたいものでしょう。作ってしまった借金の話をするのはとても勇気が必要な事だと思います。ですが、話をする勇気が持てなかったために、大変なことになってしまう可能性があるのが借金です。

どうにもならなくなってしまう前に借金を放置することの恐ろしさを知っておく必要があります。

精神的な苦痛からの解放

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借金をする時に、親にまず話してからする方は、ほとんどいないと思います。ですから、返済が自分自身できちんと計画的に出来るのであれば、わざわざ親に借金をしている、返済していることを話す必要はありません。親に話す必要があると思われるのは、借金の返済がうまくいかなくなってしまった時です。

計画的に返済するつもりでも、計画通りに事が運ばないのは、借金返済に限ったことではありません。そのような状況になった時、精神的な苦痛が相当なものになっているでしょう。この段階で、親に借金の話をすることは、大変有効なことなのです。

精神的な苦痛は日常生活に大きく影響します。常に借金返済の事ばかりが頭をよぎり、親に対して罪悪感を感じながら、しかも借金の存在を知られないようにビクビクと過ごすことになります。それならば、この時点で勇気を出して話をすれば、結果的に精神的な苦痛から解放され、さらには解決策を相談でき、早く手を打つことが出来ます。

親に話す最大のメリット

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親に借金の話をする一番のメリットは、最善の方法が見つかることです。何とか自分で解決しようと思う人が多いと思いますが、これは大変危険な行動です。借金の返済に問題が生じた場合に一番肝心なのが、早めに対策を取る事なのです。

自分一人の考えで、一度狂ってしまった返済計画は容易に解決できるものではない事を認識しておきましょう。ありがちなパターンとしては、自分だけで解決するために、新しい借入先を探して借金をし、さらにその借りたお金で他の借入先の返済をしてしまう事です。

一時、借金の返済が出来たかのような安堵感を得ることは出来ますが、冷静に考えると、さらに借金を増やしてしまったにすぎません。これを繰り返し行うと金利が上乗せされるので借金額がどんどんと膨らんで、最悪の事態に発展してしまうケースは少なくありません。

そうなる前に、親に借金の話をしておくと、一瞬の叱責に耐えることさえ乗り越えればクリア出来る可能性が高まるのです。親に借金の存在を話す事で、大きく状況が変わることは間違いありません。親に負担をかけたくないという思いがあるのであれば、今後の行動に責任を持つように誓うことです。

話したくない理由を考える

親にどうしても話したくない理由とは何でしょうか。自分の行動には全ての責任を持つためでしょうか。それとも叱られることが分かっているからでしょうか。親に迷惑をかけたくないという理由もあるかもしれません。いずれにしても、これらは一時的な感情だったり、自分のしたてきたことに不誠実な対応をしていることを理解しましょう。

自身が抱えている借金の問題を解決させる事より、優先するべき理由はありません。話したくない気持ちは十分理解できます。人間誰でも叱られることが分かっていて、簡単に話を切り出せる人はいないでしょう。借金問題ともなれば、自責の念を持つ方もいるでしょうし、罪悪感を抱く方もいるでしょう。

ここは、気持ちを切り替える必要があります。まず一番に考えなければならないのは、きちんと借金問題と向き合う事です。そのために親と話し合って、最善の方法を取る事が一番大切な事であるとしっかり認識しましょう。

債務整理をせざるを得ない時こそ

もしも借金問題が大きく膨らんでしまっていて、債務整理をせざるを得ない状況の場合、親に話すかどうかで大きな差が出てくることもお話ししておきます。債務整理をする時こそ、親にはきちんと話をするべきだと思います。

現実逃避をするわけにもいきません。しっかり向き合うために必要な事ではないでしょうか。債務整理を簡単に考えてはいけません。債務整理も失敗してしまう人が少なくないからです。多くの場合2,3年は返済が続きます。

今まで以上にきちんとした返済をしなければいけないという精神的圧迫は相当です。また、親に知られてはいけないという精神的圧力も加わってきます。その状況が数年続くのです。もし、この時点で親に話をしたとしましょう。

もちろん、一時の叱責を受ける事になるでしょう。しっかりと自分の行ったことを反省し、謝罪をし、親に理解してもらうよう努めます。債務整理を自分の力で解決できるに越したことはありませんが、もしもの時に協力してもらえる環境を作っておくことは、返済をする上で大きな精神的苦痛から解放されるでしょう。

債務整理をする上で、この精神的な問題は大きく関わってきます。もし、自分だけで解決しようとした場合、債務整理に失敗した時には自己破産をしなければなりません。重要なのは自分一人で解決を試みるのではなく、周囲の協力があるという安心感を得る事なのです。

親に知られないようにと圧力を自分にかけ続ける事は大きなデメリットでもあり、親に話す事でもしもの場合協力体制があるという安心感は大きなメリットになります。もし、親に話すべきか話さざるべきかで悩んでいるのであれば、自分の心の声にしっかりと耳を傾けましょう。

どこかで話しておいた方がいいと感じているのではないでしょうか。罪悪感を感じる今だからこそ、しっかりと親に話をするべきではないでしょうか。親に話すことで叱責されるのは一瞬です。この先長い返済期間を考え、現実としっかり向き合って、借金問題を解決しましょう。